Photo Credit: Artlist
2020年12月、ロイヤリティフリー音楽配信サービスの運営会社、Artlistが、Motion Array(動画向け素材販売サイト)を買収したことを発表しました。
今回の買収価格なんと$65,000,000(現在のレートで約67億円)!Artlist、どんだけリッチなんだよ…
冒頭で、Artlistを「ロイヤリティフリー音楽配信サービスの運営会社」と表現しましたが、これからは、「デジタルコンテンツのライセンス配信会社」というべきなのかな。
そんなことより、今回の出来事が僕ら、動画クリエイターにとってどんな影響や良いことがあるのかが気になりますよね。
正直な話、両サービスがお互いにどのように影響し合うのかの詳細はまだ発表されていません。
Artlistの創業者は、「Artlistにとって”ワンストップショップ”クリエイティブストック・アセットへの大きな一歩」だと言っています。
カタカナばかりで「は?」って思いますよね。すみません、どう訳すべきかわからなかったんです..
Artlistは、動画クリエイターにとって必要な素材がすべて手に入る場所を提供したいようで、Motion Arrayが扱っている動画テンプレートや音楽、ストック動画などの素材があれば、”夢の実現”に大きく近づくということです。
例えば、
- 動画用の音楽が欲しい → Artlist(Motion Array)
- 動画用の効果音が欲しい → Artlist (Motion Array)
- ストック動画(映像)が欲しい → Artgrid (Motion Array)
- Premiere ProやDaVinci Resolveのテンプレが欲しい → Motion Array
といった感じで。※ Artgridは、Artlistが運営するストック動画素材サービスです。
いろんなところを探し回らなくても、「ここにいけば探している素材はある」という状態を実現できるなら、動画を作る立場からすれば助かりますよね。
少しでも時間を短縮できるわけなので。
僕がもう1つ期待していることは、Motion Arrayの料金への影響。
Motion Arrayは他の類似のサービスと比べると、安価ではあるのですが、1年間の利用料金が$249(約26,000円)というのはあまり気軽に利用できるものではないと感じます。(月払いは可能ですが、年払いよりも実質料金よりも大幅に上がってしまう)
もちろん、各素材を提供しているクリエイターへの支払いもあるので「激安」にするのは非現実的だとは思いますが、豊富な無料特典の配布やArtlist/Artgridとの併用で割引等の実現を勝手に期待しています。
方法はどうあれ、ArtlistとMotion Arrayの創業者のコメントによると、動画クリエイターが恩恵が受けられるのは事実であるようなので、期待できそうです。
追記
Artlistから「Artlist Max」という新たなプランが登場!
これにより、音楽素材だけでなく、動画テンプレートや映像素材もまとめて利用できるようになりました。