このページは、次のように考えている方におすすめです。

  • Motion Array(モーションアレイ)を使ってみたいけど英語が苦手… 使い方を日本語で丁寧に解説してほしいな
  • アカウントの作成方法や素材、テンプレートの探し方、ダウンロード方法を知りたいな

Motion Arrayって人気なのになぜか使い方の情報が全然ないじゃん…」

僕がMotion Arrayを使い始めた頃、このように感じていました。


日本語の情報はほぼゼロ。Motion Arrayの使い方を網羅しているサイトや動画は全く見つかりませんでした。そのため、使いこなすまでに少々時間がかかってしまいました。

「他の人には同じような経験をしてほしくない、良いサービスなんだから気軽に使い始めてほしい」という思いで、この記事を書くことにしました。

Motion Arrayの使い方に関する情報をたっぷり詰め込んでいます。本記事に目を通せば、英語が苦手でも簡単にMotion Arrayを使い始めることができますよ。

※ 当ページはPRを含みます。

Motion Arrayの無料アカウント作成方法(会員登録の方法)

では早速、アカウントの作成方法から解説していきますね。

Motion Arrayの無料アカウントを作成しよう
Motion Arrayの公式サイトを開く
トップページ内の「Start Free Now」をクリックする
Motion Arrayの強調された「Start Free Now」ボタン。
アカウント情報の入力またはGoogleアカウントと連携する

Googleアカウントを持っている場合は、Googleアカウントと連携して、Motion Arrayアカウントを作成できます。その場合、新たなMotion Array専用パスワードを設定する手間を省けます。

僕は、Googleアカウントを使用せずに、次の3つの項目を入力してアカウントを作成しました。

  • Full Name(フルネーム)
  • Email(メールアドレス)
  • Password(パスワード)

アカウントの連携または上記の項目の入力が完了したら、「Sign Up Free」をクリックします。

無料アカウントを作成するためのフォーム。

これで無料アカウントの作成は完了です。

お得な割引あり

Everythingの年間プランに登録すると、「$50」の割引を受けられます。(現時点で最もお得な割引)

  • Everything → $299.88 $249.88

以下の紹介リンク経由で登録することで、割引が適用されます。

割引適用後のMotion Arrayの料金。
  • クーポンコードの入力は必要ありません。上記のリンク経由で登録することで自動的に割引が適用されます。
  • Motion Arrayのポリシーが変更されることにより、予告なく割引が無効になる可能性があります。
  • ドル = アメリカドル

無料プランから有料プランへアップグレードする方法

「無料プラン」から「有料プラン(Monthly、Annual、Team)」へアップグレードする場合は、次の手順で行います。

無料プラン → 有料プラン
トップページ上の「Get a License」をクリックする
強調された「Get a License」ボタン。
プランを選択する(Get Startedをクリックする)
割引適用後の料金。
  • AI Voiceover(AIナレーションのみ)
  • Pro(動画テンプレートや映像素材)
  • Everything(すべて)
  • Team(2-7名のチーム向け)
  • Business(主に大規模な組織向けのカスタムプラン)
決済情報を入力する
Proプランのチェックアウトページ。

Motion Arrayでは、クレジットカード(デビットカード)またはPayPalで支払いが可能です。

もし海外のサイトでクレジットカード情報を入力するのが不安でしたら、PayPalがおすすめです。

PayPalを選択すると、次のように表示されますので、居住地国の選択と、郵便番号の入力をします。

決済方法としてPayPalを選択した場合に表示される入力フォーム。

もしクレジットカード(デビットカード)で決済する場合は、次の情報を入力します。

  • カードの名義人(Card holder name)
  • カード番号(Card number)
  • 有効期限(Expiration)→ 月/年(MM/YY)
  • セキュリティコード(CVV)
  • 居住地国
  • 郵便番号
「Subscribe」をクリックして、支払いを完了する
登録ボタン。

PayPalで決済するの場合は、Subscribeボタンを押すと、PayPalの公式サイトへ移動します。

PayPal のログインインターフェイス。

そちらで手順に従って支払いを完了します。日本のPayPalアカウントを持っていれば、手順は日本語で表示されます。

これでアップグレードが完了しましたので、Motion Arrayの素材がダウンロードし放題です。

テンプレート・素材の効率的な探し方&ダウンロード方法

ここからはテンプレート・素材の効率的な探し方を紹介していきます。

もちろん、方法は1つだけではないので自分に合ったやり方が見つかれば、今から紹介する方法を無視してOK。

あくまで僕が個人的に気に入っているやり方です。

テンプレートや素材などを探すなら、まずはMotion Arrayのトップメニューを見ます。

Motion Arrayのグローバルナビゲーション。
  • Templates(テンプレート)
    • Adobe After Effects
    • Adobe Premiere Pro
    • MOGRT(Motion Graphics for Premiere Pro)
    • Final Cut Pro
    • DaVinci Resolve
    • Adobe Premiere Rush
  • Presets(プリセット)
    • Adobe After Effects
    • Adobe Premiere Pro
    • DaVinci Resolve Macros
  • Motion Graphics(モーショングラフィックス)
  • Footage(映像素材)
  • Music(音楽)
  • Sound Effects(効果音・環境音)
  • Graphics(グラフィックス)
  • Photos(写真)
  • Plugins(プラグイン)
  • Tools(ツール)
    • Extension(拡張機能)
    • Video Collaboration(動画コラボレーション)

これらの項目の中から、探している素材の種類を選択します。

今回は、Premiere Proの「MOGRT」を選択してみます。

グローバルナビ上の動画テンプレートの項目一覧。

すると以下のように、モーショングラフィックステンプレートの一覧が表示されます。

Premiere Pro用のモーショングラフィックステンプレート一覧。
モーショングラフィックステンプレートの一覧

このまま一覧から気になるテンプレートを1つ1つ見ていくのはダメではありませんが、非効率です。

ですので、僕の場合は必ず「絞り込み」と「並べ替え」機能を使います。

今回は、以下のテンプレート「YouTubeのいいね&登録ボタン」を探します。

YouTube Icon

まずは、検索窓に「YouTube」と打ち込んで、YouTubeに関連するテンプレートだけを表示します。

検索窓に「youtube」と打ち込んで、検索結果の絞り込みをしている様子。

次に、左側の「Filters(絞り込み)」から探している素材の種類に絞り込みます。

検索結果の絞り込み項目一覧。
  • Typography & Titles(タイポグラフィ&タイトル)
  • Transitions(トランジション)
  • Lower Thirds(ローワーサード)
  • Logos(ロゴ)
  • Intros(イントロ)
  • Slideshows(スライドショー)
  • Tools(ツール)
  • Overlays & Icons(オーバーレイ&アイコン)
  • Infographics(インフォグラフィック)
  • Mockups(モックアップ)
  • Resolution(解像度)
  • Orientation(画面の向き)
  • Version(Premiere Proのバージョン)

今回は「Lower Thirds(ローワーサード)」を選択します。

Lower Third(ローワーサード)とは、テキストとグラフィック要素の組み合わせに、モーション(動き)を加えたものです。Lower Thirdは大体の場合、画面の下部(lower)に置かれるので、そういう名前がついています。

ここまで絞り込むと、お目当てのテンプレートがすぐに見つかりました。

YouTube Subscriber Pack。

今回はすぐに見つかりましたが、なかなか探し求めているテンプレートが見つからない場合は「並べ替え」「追加された期間で絞り込み」も使ってみてください。ページ右上の「Sort by Staff Pick(スタッフによるおすすめ順)」「Added Any Time(全期間に追加された)」をクリックすればOKです。

並べ替え項目一覧。
並べ替え
追加された期間で絞り込むための項目一覧。
追加された期間で絞り込み
  • Staff Pick(スタッフのおすすめ順)
  • Newest(新着順)
  • Most Relevant(関連順)
  • Most Poplular(人気順)
  • Recently Viewed(最近閲覧された順)
  • People | Follow(フォローが多い順)
  • Any Time(全期間)
  • Last Year(過去1年間)
  • Last 6 months(過去半年)
  • Last month(過去1ヶ月)
  • This week(過去1週間)

一覧ページに表示されている各素材のサムネイル(アイキャッチ画像)をクリックすれば、その素材の詳細ページを確認できます。

素材の詳細ページ。
素材の詳細ページ

ここでは、プレビュー動画や、素材の概要を確認できます。

ページ右上の「Download」をクリックすれば、すぐにダウンロードが開始されます。

ZIPファイル形式でダウンロードされますので、まずはそれを解凍します。

「YouTuber Subscriber Pack」という名前のフォルダーが表示されているPC画面のスクリーンショット。

解凍したフォルダを開くと、以下のような内容となっています。(素材の種類によって多少異なります)

「YouTube Subscriber Pack」というフォルダーの中に格納されているフォルダとPDFファイル。
  • Mogrt files → モーショングラフィックステンプレートのファイル一覧
  • Help → テンプレート制作者による解説
  • Font → プレビュー映像で使われているフォント
  • Motion Graphics Templates Instructions → Motion Array公式の素材使用ガイドへのリンク(英語解説)

Mogrtファイルを扱ったことがある方は、「Help」内の解説を見れば、すぐにテンプレートを使い始めることができるかと思います。

初めての方は以下の記事もあわせてチェックしてみてください。Premiere Pro素材の使い方を、実例を用いて解説してあります。

DaVinci Resolveのテンプレートとプリセットの解説記事もあります。

商用利用NGの素材を除外する方法

一部のストック動画・画像や音楽素材には以下のような記述がある場合があります。

  • Editorial use only
  • P.R.O. Registered Track
  • YouTube Content ID

こういった素材を使用してコンテンツを作る場合は、商用利用ができません。(YouTubeの場合は収益化NG)

ただし、Motion Arrayの絞り込み機能を使えば、これらを検索結果から除外できます。その方法をお伝えしていきます。

ストック動画・ストックモーショングラフィクス・画像素材

ページ左側の各絞り込み項目一覧にある「All Usage Rights(すべての使用権)」をクリックします。すると、「Commercial Use(商用利用)」と「Editorial Use(エディトリアル使用)」が表示されます。

映像素材の使用権別に検索結果を表示するためのフィルター。

ここで「Commercial Use」をクリックすれば、商用利用可の素材に絞り込むことができます。

音楽素材

音楽素材も同様に、絞り込み項目一覧にある「All Usage Rights」をクリックします。すると、今回は「Exclude P.R.O(P.R.Oを除外)」と「Only P.R.O(P.R.Oのみ)」が表示されます。

音楽素材の使用権のフィルター項目。

P.R.O素材は避けたいかと思いますので、「Exclude P.R.O(P.R.Oを除外)」を選択して、素材を絞り込みます。

音楽素材はさらに1ステップ。

「All Usage Rights」の真下に、「All Content ID Statuses」がありますので、それをクリックします。ここでも不要な素材を除外するために「Exclude Content ID(Content IDを除外)」を選択します。

コンテンツIDステータスのフィルター項目。

ここまでの作業をしておけば快適に素材を探すことができるかと思います。

YouTubeのContent IDは完璧なシステムではありません。商用利用可能な素材のみを使用しているはずなのに著作権侵害の通知が来る可能性があります。もし動画の収益化が不可となった場合は、Motion Arrayに問い合わせてみてください。

Marketplace Extension For Adobeのインストール方法(Premiere Pro)

Motion Array が提供するPremiere Pro 用プラグインの紹介ページ。

Marketplace Extension For Adobe(プラグイン)を使えば、Adobe製ソフト(Premiere Pro, After Effects, Photoshop)の編集画面上でも、Motion Arrayを利用できるようになります。

Premiere Pro の編集画面にある Motion Array のプラグイン。

ここでは、そのプラグインのインストール方法を紹介しますね。

  • 事前にAdobe CCにログインしておいてください
  • Premiere Proの編集画面上のみ解説します
Motion ArrayによるPremiere Pro用プラグインのインストール方法
下のボタンをクリックして「プラグインページ」を開く
「Free」をクリックしてプラグインをダウンロードする
Adobe Exchange にある Motion Array の拡張機能。

Free(無料)と書かれている通り、追加料金は発生しません。

ダウンロードが成功すれば、「Free」が「Acquired」に変わります。

Premiere Proを開いて、「ウィンドウ」→「エクステンション」→「Motion Array」を選択する
Premiere Pro の編集画面上でカーソルで示された「Motion Array」というメニュー項目。
出てきたプラグインのウィンドウを好きなパネル内に配置する

「Motion Array」と書かれたところは「つかむ」ことができ、好きな場所にウィンドウを移動&埋め込むことができます。

Motion Array の拡張機能のパネルを移動している様子。
位置が固定された Motion Array の拡張機能のパネル。

これで、ブラウザ版のMotion Arrayと同じように、絞り込み・並べ替え・ワード検索などを使って効率良く素材を探せます。

もし、「エクステンション」の文字がグレーになっていてクリックできない場合は、Premiere Proやパソコンを再起動してみてください。

それでもダメなら一度、Premiere Proを閉じて、プラグインをアンインストールして、パソコンを再起動して、再びプラグインをインストールしてみるといいですよ。

Motion Array’s Plugin for Premiere Proのインストール方法と使い方

Motion Array(モーションアレイ)にはPremiere Pro用のプラグインがもう1つあります。

このプラグインを使えば、Motion Array独自のカスタマイズ可能なトランジションとエフェクトが使えるようになります。

ここではそのプラグインのインストール方法と使い方を紹介していきます。

※ このプラグインは有料プランの契約者のみ使用可能(追加料金なし)

Motion Array’s Plugin のインストール方法&使い方
プラグインページを開く
「Download」をクリックしてダウンロードする
Premiere Pro 用のプラグインのダウンロードボタン。
ダウンロードしたフォルダをクリックしてプラグインをインストールする

1 – 圧縮フォルダを解凍する

「motion+array+installer+1.8.zip」という名前の zip ファイル。

2 – 解凍したフォルダを開く

Motion Array のプラグインが格納されたフォルダ。

3 – プラグインのインストーラーを起動する

Motion Array のプラグインのインストーラー。

4 – 手順に沿ってインストールを完了する

Motion Array のプラグインのセットアップウィザード。
Premiere Proを起動して「エフェクト」タブで「MA」と打ち込んで検索する
タイムラインとエフェクトパネルが開いた状態の Premiere Pro の編集画面。

「MA 〇〇〇〇」と表示されているものがMotion Arrayのトランジションとエフェクトです。

トランジションまたはエフェクトをタイムラインに追加して、追加したものをクリックしておく
Motion Array のトランジションをタイムラインに追加している様子。
エフェクトコントロール内の「設定」アイコンをクリックする
強調されたエフェクトコントロール内の「設定」アイコン。
Motion Arrayアカウントにログインする
Motion Array アカウントのログイン画面。

これで自由にトランジションとエフェクトを使えるようになります。

もしプラグインがPremiere Proで見つからない場合は、Premiere Proとパソコンを再起動してみてください。

覚えておきたいMotion Arrayの豆知識

Motion Arrayの解約・自動更新停止の方法

Motion Arrayではサブスクリプションを契約すると、初期設定で自動更新がオンになります。

今後使い続けるという確信がない場合は、次の更新日までに解約・自動更新をオフにしておくことをオススメします。

途中で解約しても契約満了日まではMotion Arrayの素材を自由に使い続けることができるようです。

You can cancel anytime during your subscription and you will still be able to use your subscription until the end of the billing term of your subscription.

(サブスクリプションの契約期間中いつでも解約することができ、契約期間が終了するまでサブスクリプションを利用することができます。)

Motion Arrayのスタッフ
サブスクの解約・自動更新をオフにする方法
「My Account」を開く
サイドバーの「マイアカウント」オプションを強調表示する赤い矢印。
Manage Subscriptionタブ内の「Downgrade」をクリックする
Motion Array のサブスクリプションページ。
ページ下部の「Downgrade To Free & Delete My Data」をクリックして、解約・自動更新をオフにする
サブスクリプションの解約手続きを行うページ。
無料プランにダウングレードするボタン。
  • この操作はアカウントの退会・削除という意味ではなく、無料プランにダウングレードし、サブスクリプションを解約する操作です。
  • 「Continuity Plan」とは、これまでのMotionArrayデータとダウンロードした素材のライセンスを月額$9.99で残しておくというプランです。素材とは別の、プラグインやポートフォリオビルダー等のツールへのアクセスも可能です。

領収書の発行・ダウンロードの方法

Motion Arrayでは、いつでも領収書の発行が可能です。

領収書を発行する場合は、「My Account」→「Invoices」→「Download」の順でクリックします。

インボイスのダウンロードページ。

以上がMotion Array(モーションアレイ)の使い方でした。

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