動画編集アプリとして安定の人気を誇っている KineMaster(キネマスター)。

この記事では実際にしばらく使ってみた感想と同時に、人気の理由を5つのポイントに分けて、お伝えしていきますね!

多機能でパワフルなのに初心者でも簡単に使える

KineMaster のインターフェイスと思慮深い表情を浮かべた男性。

キネマスターは、多機能で高度な編集をすることができるのに初心者にとっても扱いやすいという特徴があります。

編集画面内のレイアウトがキレイかつスッキリしているので、編集中にストレスを感じることはめったにありません。

編集作業って、動画によっては長ければ1つの動画あたり数日かかることがありますからね。

長い時間ずっと向き合うことになる動画編集アプリ。

ストレスを感じない、好きになれるデザインのアプリを選びたいですよね。

僕は20種類ほどの動画編集アプリを試した経験があるのですが、キネマスターの使いやすさはトップクラスだなと思います。

冒頭でキネマスターは多機能だと書きました。

「キネマスターでどんなことができるの?」って気になるかもしれませんね。

なので、キネマスターでできること・特徴を軽くまとめてみました。

  • 基本的な編集作業(クリップのカット・移動・複製など)
  • 複数レイヤーに対応
  • オーディオを外部からインポート可能(Google DriveやDropboxなど)
  • ピクチャーインピクチャー(動画の上に別の動画を重ねる)
  • 動画の速度コントロール
  • キーフレームアニメーション
  • ブレンディングモード(合成モード)
  • クロマキー合成(特定の色の成分から映像の一部を透明にし、そこに別の映像を合成する技術)
  • オーディオエフェクトの追加
  • トランジションエフェクトの追加
  • 図形の追加
  • ボイスオーバー(ボイス録音)
  • 日本語フォントが豊富(無料)
  • 手書き機能
  • 4K動画の編集・書き出し(デバイスによる)

多すぎて書ききれない…

全て使いこなすことができるようになったら、確実にクオリティが高い動画は作れるはず。

キネマスターでちょっと気になるなと思うことを一つ挙げるなら、

レイヤーは下に重ねていく仕様になっていること。

キネマスターのレイヤー。

他の動画編集アプリや動画編集ソフトに慣れている人がキネマスターを使うと初めはかなり違和感があります。

慣れてしまえば全く問題はないのですが、パソコンから動画編集を始めた僕からすると、はじめは戸惑いましたね。

キネマスターの基本的な使い方は以下の動画を参考にしてみてください。

YouTube Icon

iOS(iPhone&iPad)とAndroidデバイス両方で使える

これは意外と大きなメリットです。

ふきだし用の顔アイコン。

いや、俺はiPhone使ってるからAndroid関係ない

とか

ふきだし用の顔アイコン。

私はAndroidスマホ使ってるからiPhoneも対応してるとか気にしない

と思うかもしれませんね。

「iPhone → Androidスマホ」または「Androidスマホ → iPhone」へ買い替えることを想像してみてください。

もし、キネマスターがどちらか一方でしか使えなかったら別のアプリを探す必要がありますよね。

また、そのアプリの使い方を覚えるという手間も発生します。

そのような手間ひまを考慮すると、少なくともキネマスター プレミアム1年分の料金を間接的に節約できるんじゃないかなと思います。

キネマスター プレミアムとは、キネマスターの有償版(サブスクリプション型)です。

「iPhoneからAndroidスマホへ」または「AndroidスマホからiPhoneへ」買い替えてキネマスター プレミアムを使う場合は、新しくプランを購入する必要があります。

例えば、iPhoneで1年分を購入して4ヶ月間しか使ってないのにAndroidスマホに切り替えたとします。

そうすると、残りの8ヶ月分は引継ぎすることはできません。新規で支払いをする必要があります。

ただし、「iPhone(iPad) → iPhone(iPad)」「Androidスマホ → Androidスマホ」の場合は引継ぎ可能です。

他にもiOSとAndroid両方に対応していることのメリットがあります。

それはチュートリアルの数が多くなる傾向があるということ。

スマホを使っている全ての人がアプリを利用できることで、ユーザー数が多くなり、結果的にチュートリアル(使い方やテクニックなど)の動画やコンテンツが頻繁に作られやすくなります。

これは自分の動画の質を上げることに繋がり、YouTubeであればチャンネル登録者数を増やしたり、再生回数を上げたりすることの助けになります。

「アセットストア」のおかげで簡単に動画の質を上げられる

KineMaster のアセットストア。

アセットストアとは、動画用の素材(エフェクトや音楽、ステッカー、フォントなど)が手に入る場所。

(アセットストアはキネマスターのアプリ内にあります)

これらの素材はダウンロードして動画に使うことができます。

現在、素材の数はなんと1500以上!

素材は毎週更新されているので、今も増え続けています。

無料版でもアセットストアの利用はできますが、使える素材は数はかなり限られています。

つまり、すべての素材を使うためにはキネマスター プレミアムの購入が必要です。

これらの素材を上手く活用すれば、動画編集初心者でもカンタンに動画の質を上げることができますよ。

素材の使いすぎは禁物。
使い放題であっても、使い過ぎると動画の統一性がなくなってしまいます。
使うときは、動画全体の雰囲気・テーマ・世界観を決めてから、それに合った素材のみを使うことをオススメします。

素材の著作権について

アセットストアの素材を利用する際は以下の点にご注意ください。

ダイヤモンド項目以外であれば、無料ユーザー、プレミアムユーザーであっても、商業利用、YouTubeなどマネタイズ広告に著作権フリー素材として使うことができます。

ダイヤモンド項目とは、アセットストア内の左側の項目一覧にあるダイヤモンドアイコンが表示されている項目です。(下の画像を参照)

ダイヤモンド項目の素材は

  • 個人利用にのみ利用OK
  • 商業利用NG
  • 金銭が発生する広告NG

となっています。

(キネマスターのスタッフの方に確認済み)

ダウンロード可能なさまざまなステッカーパックを示す、キネマスターのアセットストアのスクリーンショット。
ダイヤモンド項目

日本語サポートがしっかりしている

キネマスターは韓国発の動画編集アプリですが、世界中で使われていて、日本語サポートもしっかりしています。

何か問題が起こった場合は、お問い合わせすると日本語で対応してくれます。

あと、機能面でも日本語サポートがしっかりしていることで

豊富な種類の日本語フォントが使えますし

文字の枠線を太くしても、バグが起きることはありません。

海外製の動画編集アプリでは結構あることなのですが、文字の枠線を太くすると以下のように文字が「とげとげ」になってしまいます。

白い背景に赤と黒の日本語テキスト。
とある海外製の動画編集アプリ

テレビでよく見るような太文字のテロップを表現したい場合に、そうなってしまうと困りますよね。

キネマスターなら心配なし!

日本語のテキストを表示する KineMaster のインターフェイス。
キネマスターだと縁がキレイに丸くなっている

ダウンロードが無料(アプリ内課金あり)

キネマスター アプリのアイコンと無料を指す赤い矢印。

先ほど少し触れましたが、キネマスターは無料でダウンロードすることができます。

無料版でも特に編集機能に制限はなく、普通に動画編集をすることができます。

ただし、無料版だと動画の上にキネマスターのロゴ(ウォーターマーク)が表示されたり、プレミアムアセット(素材)が使えないという制限があります。

「キネマスターで作成」と透かしが入っている例。
無料版だとキネマスターのロゴが入る

それでも、高機能の動画編集アプリを無料で使い始めることができるのは嬉しいですよね。

使ってみて初めて、「自分に合う・合わない」ということがはっきりしますからね。

もしまだキネマスターを使ったことがないのであれば、「とりあえず使ってみる」というスタンスで始めてみるのがいいかと思います。

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