このページは、次のように考えている方におすすめです。

  • 最近動画制作を始めたんだけど、どのトランジション(トランジションエフェクト)を使えばいいのかイマイチわからない
  • フリー素材だけで出来るかっこいいトランジションを探している

この記事では、よく使われているトランジションエフェクトを紹介していきます。

”トランジションエフェクト”と書いたのは、カメラを動かしてトランジションを作り出す「インカメラトランジション」との区別をつけるためです。インスタやTikTokなどのSNSで見かけるのは「インカメラトランジション」が多いかと思います。

ここで紹介するトランジションエフェクトは、編集時にエフェクトとして後付けすることで作り出すトランジションなので、手軽&さまざまな場面で活躍しますので覚えておいて損はないですよ。

フェード(イン・アウト)

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フェード(Fade)は、「消えていく、薄くなる」といった意味を持つ英単語です。

動画制作においては、フェードインだと映像を徐々に(透明から)はっきりさせることを意味します。新たなシーン(場所・時間)の始まりでよく使われるトランジションです。

逆に、フェードアウトだと映像を徐々に透明にさせることを意味します。一連のシーンの終わりで使われます。

僕もYouTube動画では終盤にフェードアウトをよく使います。

徐々に暗くなって最終的に真っ暗になるフェードアウトは「ブラックアウト」、明るくなって真っ白になるフェードアウトは「ホワイトアウト」と呼ばれています。

それらが逆の場合は「ブラックイン、ホワイトイン」です。

クロスディゾルブ

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これは前のカットがフェードアウトするのに合わせて、次のカットがフェードインすることで切り替えを緩やかにする効果のあるトランジションです。

「時間の経過」を表現したい時に使うと良いですよ。視聴者に違和感を与えることなく時間の経過を感じさせることができます。

おそらく、クロスディゾルブは動画制作で最も使われているトランジションエフェクトです。

もしかすると、

ふきだし用の顔アイコン。

え?そんなに見ないんだけど?

と思うかもしれませんが、違和感がなく自然に溶け込みやすいトランジションエフェクトであるため、気づいていない可能性大です。映画やテレビでもよく使われていますよ。

クロスディゾルブは「ディゾルブ」と呼ばれるトランジションの一種です。

プッシュ

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プッシュは「次のシーンが前のシーンを画面の外まで押し出す」かたちで切り替わるトランジションエフェクトです。

YouTubeなどのカジュアルな動画では結構使い勝手が良いトランジションで、新しい場所へ移動する時など、シーンが大きく変わる時に便利。

イントロから本編に移る時などにも使えたりしますね。

ワイプ

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ワイプ(Wipe)は「拭く、ぬぐう」を意味する英単語です。

その意味の通り、前のカットを画面の外まで拭き取って、その背後から次のカットが現れるような感じで切り替えます。

スターウォーズでもよく使われていたほど、結構ポピュラーなトランジションではありますが、場合によっては古い手法のように感じられるので注意が必要。

ワイプとは逆で、前のカットが滑り込むように画面に入り込むトランジションは「スライド」と呼ばれています。

ズーム(イン・アウト)

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ズーム(イン・アウト)は、前のカットをズームしながら、次のカットに切り替えるトランジションです。

ズームインの場合は、ワイドショット(広範囲)からクロースアップショット(接近)に切り替える際に臨場感を与えたい時などに便利。

例えば、街全体からある特定の建物へ、モデルの全体像から顔へといった感じで。

ズームアウトの場合は逆となります。

シェイプ

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シェイプ(形)は四角や円などの形をしたオブジェクトを介してカットの切り替えをするトランジションエフェクト。

これは全体的に明るい雰囲気である、エンタメ系の動画やチュートリアル系動画ではよく使われています。

ブランドに適した色のシェイプを使うことでブランドイメージの向上にも繋がります。実際に、企業の動画広告でも頻繁に使われています。

トランジションを上手く使うためのコツ

トランジションを上手く使うために覚えておきたいこと、それは「使いすぎないこと」です。これが一番大切。

トランジションはカット(シーン)間の切り替えをスムーズにするのがメインの目的です。使いすぎ、またはシーンに合っていないトランジションの使用によって視聴者に違和感を与えるべきではありません。

特に動画編集を始めた頃は、トランジションを追加すると「かっこいい」「なんだか玄人感がある」と感じて必要以上に使いがちになるので注意が必要です。

トランジションは、その都度「なぜ使う必要があるのか」を自問自答して、必要であるとはっきりと答えられる場合に使いましょう。

使うべきかどうか迷っているのであれば、大体の場合は「使わない」という選択が正しい選択となるはずです。

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