このページは、次のように考えている方におすすめです。

  • Epidemic SoundをYouTubeや広告で見かけて気になっているんだけど、本当に良いサービスなのか気になる
  • Epidemic Soundの良いところだけでなく、残念なところも包み隠さず教えてほしい

Epidemic Sound(エピデミックサウンド)は、高品質な音楽素材・効果音を提供している、安心して使える優秀なサービスです。

ただし、いまいちな点がいくつかあり、動画を作っているすべての人におすすめできるわけではありません。

この記事では、実際に使ってわかった良い点・残念な点をお伝えしていきますので、最後まで目を通すことで、「Epidemic Soundを使うべきかどうか」の答えが明確になります。

※ 当ページはPRを含みます。

Epidemic Soundのメリット・デメリット【まとめ】

メリット

  • 料金が安いため、長期利用がしやすい
  • 年々使いやすくなっているのに料金が以前よりも低く設定されている
  • 無料お試しがあるため「使って後悔」を回避できる
  • 取り扱っている楽曲・効果音の数が多く、「曲かぶり」の確率が下がる
  • 長年の実績があるため商用利用でも安心
  • YouTube動画を安全に収益化できる
  • スマホアプリ版がある(Android, iOS対応)
  • 「Stem」のおかげで動画にピッタリな曲を見つけやすい

デメリット

  • 日本語に非対応
  • 解約後は素材を利用できない
  • 楽曲の質のバラツキが気になる
  • 音声波形が一覧表示されない
  • 日本のエンタメ系YouTuberがよく使うような効果音が少なめ

Epidemic Soundのメリット(良い点)

料金が安いため、長期利用がしやすい

Epidemic Soundの料金プラン。

「料金の安さ」は、Epidemic Soundが不動の人気である理由の1つです。

  • Personal(YouTubeやSNS向け)→ 1ヶ月あたり ¥1,500~
  • Commercial(動画広告など、商用利用向け) → 1ヶ月あたり ¥2,880~

この料金で、プロフェッショナルで高品質な楽曲(40,000曲以上)と映画で使えるレベルの効果音(90,000音以上)がダウンロードし放題なのは、嬉しすぎます。

ちゃんとアーティストに還元されているのか心配になってしまうレベル。

円安の影響を受けても、まだ安いといえます。

年々使いやすくなっているのに料金が以前よりも低く設定されている

僕がEpidemic Soundを初めて使った2018年よりも、現在の料金のほうが安くなっています。

プラン名以前の料金現在の料金
Personal$12~($144/年)$9.99~($119.88/年)
Commercial約$25~($299/年)$19.99~($239.88/年)
※ 以前は米ドルのみの料金設定だったため、米ドルで比較をしています

少し前までは、YouTube向けのプランは「1ヶ月あたり$12($144/年)」だったのですが、いまでは「1ヶ月あたり$9.99($119.88/年)」から利用できるようになっています。

Commercialにいたっては、「約$25~($299/年)」から「$19.99~($239.88/年)」の大幅値下げ。

「Personal(年払い)」なら、1日あたり50円ほどです。

Epidemic Soundでは、新曲や新たな効果音は毎日のように追加されているうえに、便利な機能が追加されたりと、すべての面で進化し続けています。

EAR(AIを駆使した新機能)がスゴい

最近、「EAR」という機能が追加されました。

YouTube Icon

EAR (Epidemic Audio Reference)とは、特定の曲の一部を選択して、その部分に似ている曲をAIが見つけ出す機能です。

YouTube Icon

この機能のおかげで、

ふきだし用の顔アイコン。

この曲好きなんだけど、惜しいな~。もう少し違ったバージョンがあればいいのに。

というふうに思った時に、ぴったりな曲を探すのに役立ちます。

こういった便利な機能が追加されても料金が据え置きなのは大助かり。

無料お試しがあるため「使って後悔」を回避できる

Epidemic Soundには「7日間の無料お試し期間」が用意されています。

お試し期間中、「Epidemic Soundは自分には合わないな」と思えば、サブスクリプションはいつでも解約できるので安心です。

設定ページに「サブスクリプションの解約ボタン」があって、簡単に解約できるようになっているのは親切だなと思います。

他社だと、わざと解約しづらい仕様となっていることがあるので、この点、Epidemic Soundは好感が持てます。

取り扱っている楽曲・効果音の数が多く、「曲かぶり」の確率が下がる

Epidemic Soundのプロフェッショナルで高品質な楽曲(40,000曲以上)と映画で使えるレベルの効果音(90,000音以上)が用意されています。

結果的に、「曲かぶり」を回避しやすくなります。

ふきだし用の顔アイコン。

この曲良いのに、あの人気ユーチューバーも使ってたな… パクってるつもりないのに、パクった感が出てしまう…

これを避けるなら、Epidemic Soundは良い選択肢です。

新曲や新たな効果音が追加され続けているので、今後さらに「曲かぶり」の確率が低くなっていくことが予想されます。

長年の実績があるため商用利用でも安心

Epidemic Soundはこれまで、以下のようなブランドとパートナーシップ契約(コラボレーション)を結び、確固たる地位を確立しました。

Epidemic Soundとパートナーシップ契約を結んだ経験のあるブランドのロゴ一覧。
  • Adobe
  • Canva
  • iStock
  • Pinterest

「Adobe」や「Pinterest」などの大企業が安心してEpidemic Soundの音楽を使用しているのであれば、僕らクリエイターにとっても同様。

ルールさえ守っていれば、著作権の心配をしなくて大丈夫です。

商用利用には「Commercialライセンス」が必要です。

YouTube動画を安全に収益化できる

Epidemic Soundには、「所有しているYouTubeチャンネル」を「Epidemic Soundアカウント」と連携する機能が備わっています。

連携しておくことで、著作権関連のトラブルを未然に防ぎ、YouTube動画を安全に収益化できます。

Epidemic SoundとYouTubeチャンネルを連携するためのセクション。

著作権の心配に時間を割く必要がなく、動画作りに没頭できるのは最高ですね。

僕にとっては「著作権の心配をせずに動画作りができる」というのは、Epidemic Soundを使い始めた最大の理由です。

Epidemic Soundの音楽を使用した動画は、これまで一度も著作権のトラブルに巻き込まれたことはありません。


ちなみに、安心して音楽を使用できることから、YouTube登録者数が580万人超えのユーチューバーもEpidemic Soundを使用しています。

スマホアプリ版がある(Android, iOS対応)

YouTube Icon

AndroidとiOS対応の専用スマホアプリがあるのは、Epidemic Soundの強みの1つです。

スマホまたはタブレット端末で動画編集をしている方にとっては、心を鷲づかみにされるレベルの便利さ。動画編集の作業がはかどります。

このEpidemic Soundのスマホアプリは、Google Playで「リリースから2か月で50,000以上のダウンロード数」を達成しています。

「Stem」のおかげで動画にピッタリな曲を見つけやすい

街やラジオで聴くような「フルミックス」とは異なり、

Epidemic Soundでは、「メロディ、楽器、ベース、ドラム」といった個別のオーディオファイル(Stem)がダウンロード可能となっています。

実際に、それぞれの聴き比べをしてみます。

YouTube Icon

これらの Stem のおかげで、

ふきだし用の顔アイコン。

この曲のドラムパートだけをBGMとして使いたいな

といった場合など、細かなニーズに合わせて音楽を利用できます。

僕の場合、特に「BGM」として音楽を使用する時に Stem は重宝しています。

その理由は、フルミックスをそのまま BGM として使用すると、視聴者が動画の内容でなく、音楽に気を取られてしまうからです。

動画作りをするなら Stem は積極的に使いたい強い味方です。

Epidemic Soundのデメリット(残念な点)

日本語に非対応

Epidemic Soundの言語設定。

Epidemic Soundは現在、「英語」と「スペイン語」のみ対応となっています。

ブラウザの翻訳機能を使うことで「Epidemic Soundを使用する上での言語の問題」は解消されるのですが、カスタマーサポートに何か質問したいときは、日本語でのやりとりができないのは欠点。

自動翻訳でなんとかなりますが、やはり日本人スタッフの方とコミュニケーションを取るのと比べると気が重いです。

少なくとも僕の経験では、カスタマーサポートの対応は丁寧で、レスポンスも早い印象を受けます。

Epidemic Soundは日本でも人気が高いサービスなので、日本語に対応してほしいですね。

解約後は素材を利用できない

Epidemic Soundのサブスクリプションの場合、解約後は、ダウンロード済みの音楽・効果音の使用はNG。

既に(YouTubeやSNS等に)アップロード済みのコンテンツであれば、そのままにしておいても問題はありません。

許可されていないのは「新規コンテンツでのEpidemic Soundの音楽・効果音の使用」です。

「サブスクリプション」という形ですので、このルールは当たり前なのかもしれませんが、解約後でもダウンロード済みの素材を使用できるサービスがあることを考えると、ネガティブにとらえてしまいます。

Epidemic Soundでは、サブスクリプションではなく、1曲だけの個別ライセンスも取得できるのですが、料金は「$99~」と高額となっています。

楽曲の質のバラツキが気になる

Epidemic Soundは取り扱っている楽曲数が多いので、仕方ないことなのかもしれませんが、楽曲の質がどうしても気になってしまいます。

僕はこれまで、他の有料の音楽素材サイトを9つ使ったことがあるのですが、「楽曲のサイト全体の質(平均点)」に関しては、Epidemic Soundはトップではないと感じます。

「個人的なグラミー賞をあげたいほど感動レベル」の楽曲もあれば、「んー」と思う楽曲もあります。

とはいえ、音楽は好みが大きく影響されるジャンルではあるので、僕と異なる意見を持つ方は必ずいます。

実際に、聴いてみないとわからないことがありますので、数曲試聴することをオススメします。試聴だけなら「完全無料・登録なし」でできます。

音声波形が一覧表示されない

Epidemic Soundのウェブアプリのユーザーインターフェイス。

Epidemic Soundでは、再生中の曲の音声波形は表示されるのですが、一覧表示はされません。

これは人によってはあんまり重要ではないかもしれませんが、僕は気になります。

なぜなら、音声波形が一覧をみて「あ、この曲は全体的に強弱が激しすぎるからスキップしよう」というのができないからです。

少しでも曲探しの時間を短縮したいので、これができないのは少し残念。

1曲ごとなら表示されます。

楽曲の波形。

日本のエンタメ系YouTuberがよく使うような効果音が少なめ

Epidemic Sound に効果音を提供しているサウンドデザイナーは海外の方ばかりということもあって、エンタメ系動画で活躍する「ポップな」効果音は比較的少なめ。

例えば、和太鼓の「ドドン」、当選や成功した時の「テッテレー」などはありません。

とはいっても、そういった日本独特の効果音であれば、無料サイトでも気軽に手に入るようになってきたので、重要でないのかもしれません。

無料サイトは著作権の取り扱いが心配で、商用利用として使う勇気はありませんが…

Epidemic Soundはこんな人におすすめ

  • 無料の音楽サイトの曲を使うのが不安
  • 安心してYouTube動画を収益化したい
  • 動画広告で使用できるおしゃれでかっこいい音楽を探している
  • エンタメ系動画で使用する効果音は求めてない
  • 「Stem」がほしい
  • 日本語に対応していなくてもOK
  • 買って後悔を避けるために「無料お試し」から始めたい

Epidemic Soundはいくつかデメリットはあるものの、総合的に評価すると「優良サイト」であるのは間違いありません。

弱点があまり気にならないのであれば、料金以上の価値を感じられます。

よくある質問(FAQ)

Epidemic Soundの料金はいくら?

料金は次のとおりです。

・Personal → 月額 ¥2,600、年額 ¥18,000
・Commercial → 月額 ¥7,221、年額 ¥34,560

Epidemic Soundの支払い方法は?

クレジットカードまたはPayPalでお支払い可能です。

Epidemic Soundの本社はどこの国にある?

スウェーデンの首都「ストックホルム」にあります。

Epidemic Soundの曲数は?

現在、40,000以上の楽曲が利用可能です。

Epidemic Soundの登録方法は?

Epidemic Soundのダウンロード方法は?

以下の記事をご参考にしてください。

Epidemic Soundの使い方【公式アンバサダーが徹底解説】

以下の記事もあわせてどうぞ。

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